Hotspot Shield(略してHSS)は、過去数年間にわたって多くの変更を行ってきました。ログポリシーを取り巻く問題の対応に追われた後、評判を取り戻すために努力を続けています。その他の変更も経て現在、以前の親会社であるPangoと合併した新しい会社Auraが運営しています。このような変化はユーザーにどのような影響があるのでしょうか。Hotspot Shieldは検討の価値があるでしょうか。NordVPNやSurfsharkなどトップクラスのプロバイダーに比肩するでしょうか。
(編集者注:Hotspot Shieldは、Comparitechの親会社であるPangoが所有しています)
この2022 年版のHotspot Shieldレビューでは、モバイルとデスクトップアプリの最新バージョンを試して以下の問いの答えを求めました。
- HSSは高速か?
- Hotspot ShieldでNetflix、BBC iPlayer、Amazon プライム・ビデオなどのストリーミングサイトにアクセスできるか?
- HSSのログポリシーは改善されたか?
- HSSは中国で使えるか?
- HSSのコストパフォーマンスはどうか?
このレビューで答え、さらに深堀りします。
ストリーミング、ブラウジング、ダウンロード、インターネットサービスプロバイダーなどの詮索者からインターネット上の行動を秘匿することを目的にHotspot Shieldを利用しました。
以下は簡単なまとめですが、レビュー全部を読めば、このプロバイダーの詳細と、ご自分に適したVPNかどうかが分かります。
また、こちらの記事で、Hotspot Shieldをテストする際に使用した基準と、共通のVPNテスト方法を公開しています。
Hotspot Shieldには機能が限定された無料版もありますが、このレビューでは有料のプレミアム版を扱います。
Hotspot Shieldの概要
Hotspot Shieldは、安全でストリーミングに最適なVPNです。ロケーションが多く、ブロック解除能力に優れ、非常に高速です。さらに、中国でも利用できます。堅牢なセキュリティとプライバシー機能を備えていますが、改良の余地はあります。ライブチャットサポートももう改善できるほか、料金に抵抗のあるユーザーもいるかもしれません。
Hotspot Shieldの主要データ
OVERALL RANK: #9 of 75 VPNS | |
---|---|
速度 | Score: 7.5 |
平均速度**: | 207 Mbps |
動画ストリーミング対応: | 4K UHD |
ストリーミング | Score: 7.0 |
Netflix: | ◎ |
その他のストリーミングサービス: | Hulu、BBC iPlayer、Amazon プライム・ビデオ、4 All |
セキュリティ | Score: 7.0 |
暗号化方法: | 256ビットAESとPFS |
キルスイッチ: | ◎, Windows とAndroid |
ログポリシー: | ノーログ |
プロトコル: | IKEv2, Catapult Hydra |
コストパフォーマンス | Score: 7.1 |
最安月額: | $2.99 |
返金保証期間: | 45日 |
Website | https://www.hotspotshield.com |
Hotspot Shieldのメリットとデメリット
このサービスの使用中に気づいた主な長所と短所です。それぞれの詳細については後述します。
メリット
- 安定したスピード
- 大規模なサーバーネットワーク
- Netflixなどのサイトをブロック解除
- 同時に5台のデバイスを接続
- 45日間の返金保証
- 中国で利用可能
デメリット
- キルスイッチとスプリットトンネルは全てのアプリには内蔵されず
- ビットコインでの支払い不可
- サポートは改善の余地あり
- 競合他社より多くのユーザーデータを収集
- 監査不能な自社開発VPNプロトコル
速度:Hotspot Shieldは高速か?
Hotspot Shieldのキャッチフレーズは、「最速で最も安全なVPNサービス」です。安全の部分は後に回して、まずは速度の主張について見てみましょう。
北米、ヨーロッパ、アジアのサーバーで、1日の様々な時間帯に速度テストを行いました。全ての時間帯とロケーションでのテスト結果から、Hotspot Shieldの平均ダウンロード速度は207Mbpsとなりました。前回のテスト時の平均速度よりも速く、回線速度の面では上位に躍進しました。
地域ごとの結果は次のとおりです。
- 北米(最寄り):238 Mbps
- ヨーロッパ:195 Mbps
- アジア:189 Mbps
ご覧のとおり、接続サーバーに関係なく、速度はかなり一定しています。また、1日の様々な時間帯でも一貫性がありました。この速度で4K動画がストリーミングでき、HD画質のビデオ会議ができました。さらに、速度低下を一切感じることなくWebブラウズができました。サーバー間の切り替えは高速で、通常は数秒しかかかりません。ブラウジング中に目立った速度低下はなく、接続の切断もありませんでした。
どのロケーションでも、最速のサーバーに自動的に接続されます。米国内のサーバーに接続する場合は、都市が選べます。地理的に近いサーバーを選択することで、より高速な接続となるはずです。
なお、上記のテストは、あくまで使用時の一般的な指標とお考えください。インターネットはどうしても変動するものであり、速度に影響を及ぼす様々な要因によって結果が異なることがあります。
アプリについて:Hotspot Shieldに対応するデバイスは?
有料プラン1契約で最大5台のデバイスに接続できます(プレミアムファミリープランを除く。詳細は後述します)。対応アプリは以下の通りです。
- Windows
- macOS
- iOS
- Android
- Linux:Ubuntu、CentOS、Debian、Fedora(コマンドラインのみ)
- Amazon Fire TV
- Android TV
Chrome拡張機能もありますが、これで暗号化されるのはブラウザートラフィックだけで、デバイス上の他のアプリは暗号化されません。
全体的に、アプリは軽く、現代的で、使いやすいです。どのアプリでも80ヶ国以上1,800台以上のサーバーの全てにアクセスできます。最近Hotspot Shieldはサーバー台数を約3,200台から減らしましたが、以前とほぼ同数の国を網羅しています。
デスクトップアプリでは、サーバーは国名のアルファベット順に並べられています。米国、英国、オーストラリア、カナダなど、複数のロケーションがある国では、都市を選択できます。サーバーをお気に入りリストに追加するオプションはありませんが、最近選んだサーバーは「クイックアクセス」リストに表示されます。
ホーム画面の新機能として、米国と英国のストリーミングサーバーと、米国のゲームサーバーへのショートカットがあります。
クライアントの自動起動や前回使用したサーバーへの自動接続など、カスタマイズが可能です。スプリットトンネル、プロトコル切り替え、キルスイッチ、自動Wi-Fi保護といった他のオプションについては、セキュリティのセクションで詳しく解説します。
モバイルアプリのデザインはデスクトップと似ていますが、設定のオプションは1つだけです(プロトコル切り替え)。構成の必要なくアプリが使えるのは利点ですが、上級ユーザーはVPNの調整ができず残念かもしれません。
ルーター
Hotspot Shield は、様々なルーターもサポートしています。以下のような構成済みのVPNルーターを購入できます。
または、一部のルーターでVPNを手動構成できます。
[Others]から、DD-WRTまたはTomatoファームウェアを実行するルーターの構成手順が記載されています。
ルーターでVPN接続を構成すると、ネイティブアプリと互換性のないデバイスを保護できます。また、VPNプロバイダーが同時接続数に課す制限を回避することもできます。ルーターにデバイスを何台接続しても(つまり、何台VPNを経由させても)、1台のみのVPN接続としてカウントされます。
スプリットトンネル
スプリットトンネル(選択的ルーティングと呼ばれることもあります)を使用すると、トラフィックのルーティング先を選択できます。通常はアプリごとにVPNか既定のISP接続を選択できます。例えば、NetflixのトラフィックはISP接続を経由させ、残りはVPNを経由させるといったことができます。もしくは、P2PトラフィックのみVPN経由させ、残りをISP経由にすることもできます。今日のVPNプロバイダーの間で非常に人気の機能になっています。
Hotspot Shield は、Smart VPNという機能からスプリットトンネルをサポートしています。特定のアプリやWebサイトをVPNトンネルから除外できます。この機能を有効にして、通常のISP接続にするアプリやWebサイトを追加するだけです。この機能は、WindowsとAndroidでのみ利用できます。
スプリットトンネルを重視する方は、スプリットトンネリング用に推奨するVPNをご覧ください。
ストリーミング、Netflix、Kodi
Hotspot ShieldはNetflixに対応している?
対応しています。
Hotspot Shieldは、アメリカ版Netflixのほか、英国など多くのライブラリに対応します。米国内の複数のサーバーでテストしましたが、すべて問題なく使えました。
他のVPNプロバイダーでは、解除できるサーバーをカスタマーサポートに問い合わせる必要があります。それほど面倒なことではありませんが、余分な手順を踏まないほうが良いでしょう。
Hotspot Shieldは、アメリカ版Netflixの他に英国版にも安定して対応します。またカナダやオーストラリア、インドなどのNetflixにもアクセスできました。日本、ブラジル、スペインのNetflixは解除できませんでした。
テスト中、次のストリーミングサイトもブロック解除できました。
高速で、HD動画が好きなだけ視聴できるはずです。
Hotspot ShieldはKodiにも対応するようになりました。
ストリーミングにVPNを利用したい方のために、こちらの記事でおすすめをご紹介しています。
Hotspot Shieldでトレントは可能?
可能です。
Hotspot Shieldでは、無制限の帯域幅とデータ、共有IPアドレスの使用により、トレントができます。その際は、uTorrentおよびBitTorrentの利用を奨励していました。ただし、現在では著作権保持者に配慮してか、トレントの記述をWebサイトから削除しています。
それでも、Hotspot Shieldはトレントに最適で、遅延やフリーズがありません。
また、Hotspot Shieldは最近プライバシーポリシーを改訂し、ノーログポリシーのプロバイダーになったと主張しています(次のセクションで詳しく説明します)。トレントユーザーにとっては、キルスイッチ(WindowsとAndroid)やDNSリーク防止なども有益な機能です。
関連記事:トレントに最適なVPN
マルチホップサーバー対応?
Hotspot ShieldVPNは、現時点ではマルチホップサーバーには対応していません。
マルチホップVPNサーバーは、カスケードされた2つのVPNサーバーを介して接続します。こうすることで、トラフィックに第2層の暗号化が追加されるのです。2重のサーバーあるいはホップにより、個人の追跡と特定が大幅に困難になります。近いうちにHotspot Shieldでも採用されることを望みます。
Hotspot Shieldは令状のカナリアを発行している?
令状のカナリアとは、サービスプロバイダーがしばしば発行する文書で、法執行機関から秘密令状または口外禁止令を受け取っていないと言明するものです。
プロバイダーが令状または口外禁止令を受け取った場合は、令状のカナリアを削除して、口外禁止令に違反することなく、サービスが侵害されたことをユーザーに間接的に知らせることができます。
現時点では、Hotspot Shieldは令状のカナリアを発行していません。
セキュリティ、プライバシー、ログ保持
Hotspot Shieldは、過去に疑わしいログ保持で批判されたことがあります。そのため、現在のサービスがユーザーのプライバシーをきちんと保護しているかどうかを確かめました。
Hotspot Shieldはもともとスイスを拠点とするAnchorFreeという企業の主力製品でした。しかし、2019年にPangoという新しい企業の傘下に入り、後に米国を拠点とするAuraに買収されました。
米国はファイブアイズ同盟の一員なので、特に国際的情報収集を警戒しているユーザーなら抵抗があるかもしれません。とはいえ、これが問題になるのは、VPNがログを保持している場合のみです。
懸念を重ねてしまいますが、Hotspot Shieldはプライバシーに関して必ずしも優等生の過去を持っているわけではありません。例えば2016年の報告書では、同社の疑わしい活動がいくつか明らかになりました。
さらに、プライバシー保護団体であるセンター・フォー・デモクラシー・アンド・テクノロジーは2017年8月、米国連邦取引委員会に、Hotspot Shieldに対する上記に関連する苦情を申し立てました。
しかし、Hotspot Shieldはゆっくりではあるものの着実にプライバシーポリシーを改訂しています。過去のレビューでは、セッション中にユーザーのIPアドレスを記録してから削除していることが分かりましたが、現在はIPアドレスのログ保持は全く行っておらず、名実ともにノーログのプロバイダーだと主張しています。プライバシーの面では大きな前進です。
それでも、プライバシーポリシーを掘り下げると、次のことが分かります。
つまり、Hotspot Shieldは以下のログを保持するということです。
- セッションの継続時間
- ユーザーがアクセスするドメイン(匿名化されたデータであると主張)
- デバイスのハッシュ
ユーザーがアクセスしたドメインの保持は、筆者には最大の懸念材料です。
次に、やや矛盾した以下の声明もあります。
つまり、Hotspot Shieldはブラウジングに関してIPアドレスを収集しないと言っていますが、次の目的では収集するということです。
- 詐欺からの保護
- ユーザーの地理的位置とインターネットプロバイダー/キャリア情報の取得
- 近くのサーバーの特定
- 広告
これでもまだかなりの量のユーザーデータです。他の定評ある信頼性の高いプロバイダーが収集するデータよりも多いです。Hotspot Shieldのプライバシーポリシー改訂が継続され、情報収集量がもう少し減ることを期待しましょう。
Hotspot Shieldのセキュリティに関しての特筆点は次のとおりです。
強力な暗号化: 2048ビットのRSAキーとECDHEを組み合わせた256ビットのAES GCM暗号化を使用してPFSを実現します(暗号化キーが露呈しても過去セッションが表示できないようにするため)。非常に安全といわれているIKEv2と、Catapult Hydraという独自のVPNプロトコルに対応しています。独自プロトコルであるCatapult Hydraは、セキュリティ専門家による監査ができないため、安全性に関してHotspot Shieldの主張を信じるしかありません。プロトコルを選ぶときは、このことを覚えておいてください。
キルスイッチ(WindowsおよびAndroid):VPN接続が切断された場合にインターネット接続を停止します。デフォルトでは無効になっているので、有効にするには [設定] > [詳細設定] で変更しなければなりません。
自動保護:パブリックWi-Fiに接続するたびにVPNに自動接続する便利な機能です。
IP漏洩防止:内蔵DNS漏洩防止がデフォルトで有効になっていますが、設定画面で無効に切り替えられます。
WebRTCまたはIPv6の漏洩防止は保証されていませんが、テストした結果では漏洩はありませんでした。しかし、前回のテストではIPv6漏洩があったので、安全のためにIPv6(おそらくWebRTCも)を無効にしておいたほうがいいでしょう。
IPテスト:VPNなし
IPテスト:VPNあり
DNSテスト:VPNなし
DNSテスト:VPNあり
Hotspot Shieldは、独自のCatapult HydraとIKEv2のプロトコル切り替えオプションを最近追加しました。後者は主にモバイルデバイスの速度向上のために使われます。
筆者は通常、WireGuardかOpenVPNをお勧めしていますが、IKEv2もとても安全なので、個人的にはHotspot Shieldの独自プロトコルよりIKEv2を使用するでしょう。VPNプロバイダーの独自プロトコルにやや懐疑的なのは、上記のようにピアレビューの機会がないことも理由の一つです。
Hotspot Shieldは中国でも使える?
中国で確実に使えるVPNはほとんどないため、Hotspot Shieldがその一つに入っているのかどうか確かめました。
前回レビューしたときには、中国での使用について大きな改善が見られました。ただし、トレントのように、中国に対応するという記述をWebサイトからほぼ削除しています。
[Support]セクションを調査していると、以下のような記述を発見しました。
つまり、対応できる可能性が高いものの、成功までに若干の試行錯誤が必要になるかもしれません。
また、他のほとんどのVPNプロバイダーのサイトと同じく、Hotspot ShieldのWebサイトは中国でブロックされています。そのため、入国前にソフトウェアとインストールおよびトラブルシューティングガイドをダウンロードしておく必要があります。
Hotspot Shieldのカスタマーサービスは?
Hotspot Shieldは、Webサイトのサポートセクションに多くのチュートリアルとFAQを掲載しています。それでも問題がある場合は、年中無休24時間のライブチャットを利用するか、Webサイトのサポートセクションにあるフォームからメールを送ることができます。なお、これらのサポートは、プレミアムプランのユーザー限定です。
筆者は、最速で回答が得られると考え、まずライブチャットのオプションを試しました。しかし、現在はチャットボットなので、少し煩わしさがあるかもしれません。機能について簡単な質問をしたとき、問い合わせを理解できなかったとの回答を何度も繰り返し、ボットを通過できませんでした。ようやく人間のオペレーターとチャットができるオプションが出たと思ったら、名前とメールアドレスを尋ね、問題をもう一度説明させた後、切断されました。[Try Again]をクリックすると、同じ「切断」のメッセージが表示されます。
メールのほうは良好でした。問い合わせから数時間で満足のいく回答が得られました。
Hotspot Shieldの料金体系
どんなに素晴らしいサービスであっても、欠かせない質問があります。それは、「コストパフォーマンスに優れているか?」です。
Hotspot Shieldは、毎月、毎年、または3年ごとに更新される3種類の有料サブスクリプションプランを提供します。
月額と年額では、高く評価した多くのVPNプロバイダーよりもやや高めとなっています。3年間のプランであればお得です。支払い方法に関しては、クレジットカードまたはPayPalのみでの支払いとなっています。プライバシーを重視するユーザーにとっては残念なことですが、暗号通貨には対応していません。
返金保証期間は45日と長めです。
Hotspot Shieldクーポン
Hotspot Shieldは買い?
Hotspot Shieldを厳しくテストした結果、端的に言って、ほとんどの人にお勧めできます。プライバシー保護を最優先するユーザーは米国以外に拠点のあるVPNを探すことを推奨しますが、ほとんどのユーザーにとって、Hotspot Shieldは非常に強力な検討候補です。
Hotspot Shieldの製品は、過去数年間で確実に改良されてきました。速度とブロック解除の潜在能力を考慮すると、定期的にストリーミングしたい人にとって理想的なVPNになり得ます。中国のユーザーにもお勧めです。
ライブチャットのサポートは改善の余地があり、セット料金という体系は、余計なサービスにお金を払いたくないユーザーには意欲を削ぐものになるかもしれません。
Hotspot Shield以外のVPNについて
Hotspot Shieldには感心させられましたが、キルスイッチがMacOSやiOSにはなく、個人情報なしでは支払えないなど、いくつかの欠点はあります。これらが原因で検討対象から外れた場合には、幸いにも優れた代替があります。
NordVPNは手頃な料金ながら、一流プロバイダーに求められる機能をすべて備えています。これまでのテストで最速を記録し、キルスイッチや漏洩防止などセキュリティ機能も揃っています。ビットコインをはじめ支払い方法は多様で、サポートも優れています。
Surfsharkもお財布に優しい優秀なプロバイダーです。ブロック解除能力と安定した速度で知られています。同時に接続できるデバイス数が無制限というのは非常に大きなメリットです。
HotspotShield無料版について
前述のように、HotspotShieldには無料版があります。ただし、これは制限だらけで試してみる価値はありません。アクセスできるサーバーのロケーションは1つだけで、接続速度は遅く、1日あたりのデータ量は500 MB(Netflixが30分視聴できる程度)で、ライブチャットサポートはなく、たくさんの広告が入ります。
このサービスに興味があるなら、NordVPNのような低料金の有料プロバイダーをお勧めします。
Hotspot Shieldを他の人気VPNと比較してみると?
Hotspot Shieldを他の高品質のVPNと比べてみると、ご自分に合ったプロバイダーの選択に役立つでしょう。以下は、Hotspot Shield、NordVPN、Surfsharkの対照比較です。後者の2つの詳細情報については、NordVPNとSurfsharkの比較をお読みください。
No value | Hotspot Shield | NordVPN | Surfshark |
---|---|---|---|
ウェブサイト | Hotspotshield.com | NordVPN.com | Surfshark.com | OpenVPNデータ暗号化 | 256ビットAES | 256ビットAES | 256ビットAES | キルスイッチ | トレント可 | 接続ログ | Some, but no identifiable data | 一部、診断目的 | Netflix USのブロック解除 | Prime videoのブロック解除 | 米国、英国 | 米国、英国 | Huluのブロック解除 | 米国、日本 | 米国、日本 | BBC iPlayerのブロック解除 | 返金保証期間 | 45日 | 30日 | 30日 | ライブチャット | 対応(社内) | 対応(ZenDesk) | 総合評価 | 8 | 9.7 | 9.6 |
最安月額 | $2.99 3年プランで77%お得 | $3.29 – 2年プランで63%オフ | $2.30 2年プランで2ヶ月無料 |
テスト方法
以下に、当社でVPNを評価するために採用している基準を公開します。レビューの客観性を確保し、土俵違いのものを比較しないようにするため、一貫性を維持することが重要です。そのため、当社の基準を公開することにしています。
- 回線速度:回線速度は、あらゆるVPNにとって最重要といえる要素の1つです。低速になると、煩わしいだけでなく、ストリーミングやWebの閲覧さえままならなくなる可能性があります。当社が推奨するVPNは、すべて最新の速度テストで非常に高いスコアを獲得しており、この問題は起こりません。
- アプリと使いやすさ:VPNは一般的なものになりました。今日では、これまで以上に多様な理由でVPNを利用する人が増えています。そのため、アプリの設計と使いやすさがこれまで以上に重要になっています。クライアントアプリのUI、機能、サポートされているオペレーティングシステム、複雑さを調べています。
- ストリーミングサービス:VPNでストリーミングサイトにアクセスするのは必ずしも簡単ではありません。それでも多くのVPNプロバイダーがストリーミングサイトで動作すると主張しており、その実績はまちまちです。ストリーミングに適したVPNプロバイダーを推奨する前に、NetflixやAmazon Prime Video、BBC iPlayer、HBO Max、Disney+、Huluなど、人気のストリーミングサービスに対してVPNをテストしています。
- トレント:ファイル共有者が少なからずVPNを利用しています。しかし、全てのVPNプロバイダーが自社ネットワークでのトレントを許可しているわけではありません。その一方で、P2P専用サーバーを提供する所まであります。当社はトレントに関する各VPNのポリシーを確認し、テストして、ファイル共有をどの程度上手く処理できるかを調査しています。
- セキュリティとプライバシー:VPNが存在しているそもそもの理由です。次のような基準を用意しています。プロバイダーのプライバシーポリシーはどのようなものか。ロギングポリシーはどのようなものか。VPNはどの暗号化プロトコルをサポートしているか。堅牢な暗号化を採用しているか。Perfect Forward Secrecy(PFS)をサポートしているか。IPまたはDNSの漏洩に対して脆弱でないか。これらはすべて重要な基準であり、VPNのプライバシーとセキュリティの慣行を評価する際に、全てについて答えを提供します。
上記は、当社の評価方法の概要です。完全な詳細については、VPNテスト方法の詳細記事をご覧ください。このデータを軸にしたアプローチにより、サービスをよりよく理解し、適切なVPNを適切なユーザーに推奨できます。